「日本語」に隠された秘密。

皆さんは、『日本語の特異性』をご存じですか?

世界で唯一、『2民族だけ』が、
虫の音をメロディーとして心地よく聞くことができる、

ということを。

そしてそれが、
ポリネシア人と、
わたしたち『日本人』である、
ということを。

世界で唯一、その2民族だけが
虫の音を【左脳】で、
「言語」として、「言葉」として聞くことができる。

京都に一年中鈴虫が鳴く「鈴虫寺」というお寺がありますが、
海外では「騒音寺」といわれるくらい、
日本語以外の言葉を母国語として育った方は
【右脳】の
環境音をノイズキャンセルする場所で聞いてしまうため、
ただの「雑音」や「騒音」としてしか聞こえないそう。
  

また、日本語には
オノマトペのように
「擬音語・擬態語」が非常に多いのも特徴です。

例えば、
「雪がしんしんと降っている」
「花びらがひらひらと舞い落ちる」などがありますが、
“しんしん”
”ひらひら”
と、雪や花びらが本当に音を立てているわけではなく、
雪が“しんしん”と
花びらが”ひらひら”と
ただ、なんとなくそういっているような気がするだけ。

…お気づきですか?

わたしたちは
無意識に、
すべての風景の中に”音”を聴いているのです。

風景の中にあるすべてのもの、すべての存在を、
生き物として見ているからこそ
そこに言霊が宿っているのを感じ、
“声”として、“言葉”として聞いているのです。

つまり、
わたしたち日本人は、
「森羅万象をいのちとして目撃している」のです。


わたしたちは、
そんな特別で素晴らしい感性を、
DNAの中に持っている。

わたしは
このことを知った時、
「日本人に生まれた」ことが、
「日本語を母国語として育った」ことが、
ものすごく嬉しくて、
魂が震え、涙が止まらなかったことを覚えています。


そんな日本語のすばらしさ、響きや美しさを通じて、
この世に持って生まれた、
この世にたったひとつしかない
それぞれの個性や感性を育みたい。

願いは、
忘れてしまった
「本当の自分らしさ」や
「生まれてきた意味」や
「人生の目的」を
みんなで思い出すこと。

各々が
個性や感性を開放し
存分に発揮して、
幸せに生きていくこと。

そして、
お互いの違いを認め合い、
みんなで共生していくこと。

いま、
そのための感性が求められているのです。